デイトナ675のクランク角センサー故障の症状・原因・修理・対策 #Daytona675
デイトナの故障・不具合の事例記事その3。
今回は先に紹介したレギュレータ、ジェネレータ(ステーターコイル)に続く3大故障(と勝手に思ってる)、クランク角センサー故障について書く
症状
- エンジンがかからない(セルモーターは動く)
報告事例(前期型)
TRIUMPH DAYTONA675 [デイトナ]「2015春。虚弱体質のデイトナ君の近況。」 | ウェビックコミュニティ
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報告事例(後期型)
自分のデイトナ少し前にクランク角センサーやられてセル回っても点火しない現象おきたんでもしやと思ったんですが・・・
— あんふ🐾 (@daytona675675) 2017年8月13日
どこがおかしいかわからないってのが辛いとこですね(;´・ω・)
レギュレータ故障とジェネレータ故障、クランク角センサー故障の判別
- エンジンが動かないが、セルが動く => クランク角センサー故障
- エンジンが動かないし、セルも動かない、またはセルの動きが弱い => レギュレータ or ジェネレータ故障
原因
クランク角センサーが故障し、プラグで点火されず、エンジンが動かない。
クランク角センサーとは
サービスマニュアルを確認すると、正しくはクランクシャフトポジションセンサーというらしい。
バイク一般では、パルスジェネレータという名称でも呼ばれる。
クランク角センサーが故障することで、
- プラグの点火タイミングで電圧が発生しない => イグニッションコイルに電流が供給されない
- スパークプラグに電流が共有されない => 着火されない
- エンジンがかからない
といった経緯で症状を発症する
デイトナ675の場合、ステーターコイルとクランク角センサー(クランク角ポジションセンサー)がアッセンブリー品のため、どちらか一方だけが故障した場合でも同時に交換になってしまう。
そのためパーツが高い!!
ステーターコイルのゴム製のケーブルグロメットを分解すれば、ステーターコイルとクランク角センサーを分離することができそう。ただし、分解した場合のそれぞれのパーツの適合は不明
モデル差
前期型、後期型ともに発症事例があり、モデル差は不明。最終型の事例は不明。
修理
応急処置
不可
恒久処置(クランク角センサー交換)
ステーターコイルとアッセンブリなので、ステーターコイルの故障で紹介したパーツと同じ
純正部品
年式毎の交換パーツのWorldOfTriumph掲載ページは以下
前期型
後期型
事例
社外品
純正パーツの型番「T1300039」で検索すると、互換品がebayなどで多数売られている。
Amazon
事例
続 デイトナ675 充電不良 発電不良 ステーターコイル故障 コイル巻き直し by松金 | モーターガレージグッズ ブログ
互換品・流用品
Yamaha YFM350/WARRIOR 3501
バギー・ATVのピックアップコイルが流用できるらしい。事例は未確認
OEMパーツナンバー: 3HN-85510-10-00
Suzuki DR-Z/Yamaha ドラッグスター
型番等不明
全然構いませんよー(^^)/
— 静岡茶☆ (@shizucya) 2016年6月30日
僕が調べて使えそうだったのは、スズキのDR-Zとヤマハのドラッグスターです!
ただ、ハーネスとかは流用出来ないと思うので配線加工が必要になると思われます。
クランクケースガスケット
汎用のガスケットシートからクランクケースガスケットを切り出す
作業手順
ステーターコイルの交換手順はこちら
対策
不明