クーラント液(LLC/冷却水)の処分・廃棄方法
デイトナ675のクーラント液(LLC)交換時に、どうやって処分すれば良いのか調べたのでメモ
NG
「下水に流す」
LLCの主成分であるエチレングリコールは人体に有害で、一定量を超えて体内に入ると死に至ります。また、防錆剤なども入っていてこれもまた有害です。
法的にもNGです
LLC交換に関する法制度
①産業廃棄物処理法
交換時の廃液は、各事業所から出る廃棄物として、産業廃棄物処理法に基づき処理する必要があります。
②PRTR法
PRTR法とは、対象の化学物質が環境保全に支障をきたすことを未然に防止するため、環境への排出量の把握と届け出を行う制度として制定されました。 この法律により、対象の前年度排出量を2002年6月から 報告する必要があります。 LLCに関しては、その主成分のエチレングリコールが第1種指定化学物質に指定されており、取り扱い量が一定以上の場合、排出量、移動量を都道府県知事に報告の義務があります。
④海洋汚染防止法
もちろん河川や側溝、空き地、裏山etc..に投棄するのも御法度。
側溝なんかに投棄したら、野良猫が飲んでしまって死んでしまうかもしれません。そんなの見たくないですよね?
「面倒くさいし、ちょっくらいへーきへーき」って思った人には、自己メンテは向いてないです。
クーラント液の交換に限らず、メンテナンス全般を専門の業者でやってもらいましょう。
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販売店で引き取ってもらう
LLCを購入した店舗で使用済みのLLCを引き取ってくれるらしい。
ggった感じだと、ナップスで引き取ってくれる情報が目につきますが、今はやってない情報もあったので、厳しそう。
バイク用品店でLLCを購入するときに、引き取ってもらえるか確認すると良さそう。
ガソリンスタンドで廃棄してもらう
ガソリンスタンドで廃棄料を払うことで引き取ってもらえるらしい。料金や可否含め未確認。
この方法も引き取ってもらえなかった情報もあったので、要確認。
固形化し可燃物として処理する
LLCを凝固剤で固めて可燃物として一般ゴミとして回収してもらう。
専用のクーラント凝固剤もあるようですが、高分子吸収剤でクーラント液を固形化することでも可能。
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保水力にもよるけど、バイク1台分のクーラントだったら多くても3L程度なので、1個で余裕で間に合うはず。
それと、あくまで固形化したものを可燃物として回収してもらうのであって、液状のままはNG。ビニール袋2重にしようが3重だろうがNG。
固形化したといっても半練り状かつ重量もあるので、丈夫な袋に入れて、こぼれ出ないように気をつけましょう
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その他、ゴミの回収で不明なことがあれば、自治体に確認するのが確実。