デイトナ675のクランク角センサーが壊れたので、ステーターコイル/クランク角センサーを交換した
ひさしぶりにデイトナに乗ったら、エンジンがかからなくなりました。ついに私のデイトナにも持病がやってきたようです。
幸運なことにエンジンがかからなくなった場所は自宅から近かった(約700m)ので、デイトナを押して帰宅
訓練されたデイトナ乗りなので、原因にあたりのついてる不具合では動じませんよ
早速対処しました
症状
経過
コールドスタートから数分走行。低速走行時にエンスト。以降エンジンがかからない症状が発生。
— modal_soulは『納得』を優先する (@modal_soul) 2020年6月20日
バッテリーはやや弱いものの、エンジン始動できたので、バッテリー起因ではなさそうに思われる。
セルスイッチに連動してセルは回るが、点火せず
資料映像
2009年式デイトナ675のクランク角センサー故障が原因と思われるエンジン始動不可の資料映像です
— modal_soulは『納得』を優先する (@modal_soul) 2020年6月20日
ご査収ください pic.twitter.com/QdrkrLIIF2
これらの症状と事前に集めていた情報を踏まえ、クランク角センサーの故障と判断しました
クランク角センサーの故障については、こちらを参照 modalsoul.hatenablog.jp
修理
替えのステーターコイルとガスケットは持っていたので交換作業を実施
ステーターコイルの取り外し・取り付けの作業は、ちょうど最近調べて記事に書いておいたので助かった
今回の作業で撮った写真や手順のTIPSを↑に追記済み
カプラ焼け
ステーターコイルを交換するため、コイルのケーブルを外そうとカプラを確認すると
カプラ焼けしてますね。。溶けて変形し、膨張と癒着がみられる
カプラはオスが車体側、メスがステーターコイル側です
癒着部分をナイフで切開し、カプラを分離。応急処置と割り切ってそのまま使いまわそうかと思ったけど、カプラは汎用のものが使えそうだったのでホムセンに駆け込み新しいカプラを購入し交換
古いカプラ切断し、ケーブルから古い端子を撤去。端子とカプラともに交換しました
そしてこれが新しいステーターコイル
左カウル、燃料タンク、クランクケースカバーといろいろ外して、まぁまぁの作業量でしたがなんとか完了
動作確認
ステーターコイル取り付け後、ガソリンタンクとバッテリーのみ接続し、エンジン始動
無事エンジンがかかった
その後、カウルも取り付けてテスト走行を実施。万が一走れなくなっても押して帰れるよう、自宅近所を周回
問題なさそうなのでこれで作業完了
追記: 一晩たってコールドスタートでもエンジン始動が確認できた
取り外したステーターコイルを調べて検証した訳ではないですが、症状とステーターコイルの交換で治ったことから、今回の原因は クランク角センサー故障でほぼ間違いないと思います
ただし、カプラ焼けもそこそこひどかったので、センサー自体に異常はなくカプラ部の接触不良が原因だった可能性もありそう(検証は難しそう。。)
今回は発症したのが自宅の近くで、かつ、ある程度の準備(替えパーツや作業手順についての知識)ができていたので、なんとか対処できました
これ事前に調べて準備してなかったら、完全にディーラーにレッカー案件でしたね
いやぁ危なかった