デイトナ675のクラッチスイッチ(センサー)故障の症状・原因・修理・対策 #Daytona675
デイトナ675のエンジン始動不可の原因の一つ、クラッチスイッチ(センサー)故障について書く
症状
- セルモーターが動かない
レギュレーター/ジェネレーター故障と類似するが、バッテリーを充電してもセルが回らない点が異なる
報告事例
前期型
後期型
原因
デイトナ675はクラッチを切った状態でないとエンジン始動時できないようになっているが、クラッチレバーについているクラッチスイッチ(センサー)の接触不良で、クラッチを切ってもそれを認識できないため、セルが回らない
スイッチの接触部分の摩耗やサビによる故障が考えられる
モデル差
不明
応急処置
スイッチのコード部分を揉んで回復した事例あり
9月の北海道ツーリング、初日から3日目くらいまで、恐らくこれでした。センサーのコードをモミモミすることでひとまず乗り切れましたが、同じ代の同じSEですし、やはり経年劣化でしょうか。
— 羽生久美子 (@alan38c) December 1, 2020
物理的な刺激でセンサー部分の接点が復活したということらしい
修理
スイッチ交換
Assyではなく、スイッチ部分単体でパーツ供給されているので、パーツ交換が可能。
純正パーツ
前期
REF 10 / T2502405 100063043-0-2 – World Of Triumph
後期
REF 10 / T2502405 100062774-0-2 – World Of Triumph
流用品
このパーツもOEMだと思うので、他メーカーのパーツを流用できそう。要調査
社外クラッチ
社外クラッチに交換して、本体ごとスイッチを交換してしまう
↑はおそらくゲイルスピードの汎用モデル
クラッチセンサーキャンセル
クラッチセンサーをショートさせることで、クラッチセンサーが常に感知された状態にする。
※ クイックシフターを使っている場合、クラッチセンサーをキャンセルすることでクイックシフターが作動しなくなるそうなので、注意