modal_soulの記録

バイクおじさんの日常とメンテナンス、そしてその記録

バイクおじさんの日常とメンテナンス

デイトナ675のタンデムシートを工具なしで着脱できるようにする

という訳で、工具なしでタンデムシートの着脱をできるようにしました。

パーツ

プッシュボタンクイックリリース

色々検討した結果、こちらの車のボンネットなどを固定するプッシュボタンクイックリリースを使いました。

ボルトサイズはM6。プッシュボタンは直径22mm、厚み16mm。ボタンサイズはこれ以上大きいものだと、干渉して着脱しづらいと思います。

写真

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プッシュボタンと先端がボール状になったボルトで構成されている

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取付け

ボルト取付け

クイックリリースのボルトを、タンデムシートを固定しているボルトの代わりに装着

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このボルトはタンデムシートの純正ボルトと同じサイズなので、特に受け側の変更なくそのまま取付け可能

これで準備はOK

シート装着

シートの装着は、フレームに固定されているボルトをタンデムシートのボルト穴に通して、ボルトにプッシュボタンを被せて押し込むだけ

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↑このように固定される

着脱

注意点

シート側金具のボルト穴について

タンデムシートについているボルトを通す穴にはやや個体差があり、クイックリリースのボルトが通らないケースがあります。(先端のボール状の部分は、ボルト本体よりも直径が太いため)

手持ちの'13年式?のタンデムシートの金具は通りませんでした。'09年式の金具は通ったのでこちらを使っています。('09年式のほうが摩擦で削れていたため?)

ボルトが通らない場合

ノギスで穴径を測ったところ、'13と'09の差は0.1mm程度だったので、金属ヤスリで拡張すれば解決できそう。

削る量も直径0.1mmなので、強度的な問題もないと思われる。

フレームに固定したボルトについて

フレームのボルト受け口は金属板のため、押し込むと多少沈み込みます。

プッシュボタンが固定されない場合

ボルト取付け位置によっては、プッシュボタンの固定に必要な押し込み量に満たないため、プッシュボタンが固定されないケースがあります。

この場合、ボルトのねじ込み量を調節して、外側に引き出してやるとプッシュボタンが反応し、固定されるようになります

たつきについて

プッシュボタンの固定位置は、プッシュボタンが反応する位置よりも手前になるため、固定位置では多少の遊びがでます。

プッシュボタン自体は、はめ込むとかなり強力にロックされるので、振動で外れることはないと思いますが、

たつきが気になる場合、プッシュボタン or シート金具 or フレームにスポンジのような緩衝材を貼り付けるとよいと思います。


この状態で、ソロ走行、タンデム走行どちらもしましたが問題なし。

シートバッグやサイドバッグのハーネス取り付け時、工具なしでサッとできるのは本当に快適ですね

※ 走行時、タンデムシートが外れ落下した場合、後続車の破損や事故の原因にもなり得るので、取付けはくれぐれも慎重に