デイトナ675のエキゾーストバルブアクチュエーター故障の症状・原因・修理・対策 #Daytona675
久しぶりの故障・不具合シリーズ
最近、"'09年式のデイトナ675のエキゾーストバルブアクチュエーターが故障する"という話を小耳に挟んだので調べてみました
海外のフォーラムサイトや国内でも類似の事例を見つけたので、まとめてみます
症状
- エンジン始動時に通常よりも多くセルの回転が必要になる
- キーON時の「ピーガガガ」に時間がかかり、エンジン始動までに時間がかかる
- エンジン管理誤動作インジケーターランプ(警告灯)が点灯する
報告事例(前期型)
'06年式
報告事例(後期型)
不明
'09年式は故障するらしいが、事例は見つけられなかった
'12年式のエキゾーストバルブアクチュエーターは、'09年式とくらべいくつか変更点があり、アクチュエーターの後ろ側にゴム製のカバーがつけられている
これがアクチュエーター故障の対策なのかは不明で、後期型すべてに起こりうるのかも不明
原因
不明
モデル差
不明
最終型の故障事例は見つけられなかったので、前期型/後期型が対象だと思われる
修理
応急処置
不可
恒久処置
アクチュエーター交換
前期型
- ACTUATOR.EXHAUST VALVE
後期型
- ACTUATOR.EXHAUST VALVE
サーボエキゾーストエリミネーターの取り付け
アクチュエータの代わりに取り付けるパーツで、ECUに対しエキゾーストバルブアクチュエータが正常に動作しているようにフィードバックを送る装置、らしい
事例
アクチュエーターを取り外す
アクチュエーターを取り外すことで、この問題を無効化する方法
手順としては、
- アクチュエーターを取り外す
- ecuでアクチュエーターのエラーを検知しないよう設定変更
- バタフライバルブが開いた状態で固定する
対策
原因が不明なので、有効な対策もわからない
以下、想像
アクチュエーターの断熱
アクチュエーターは高温になるエキゾーストパイプの近くに取り付けられているので、熱の影響を受けて故障することが考えられる
なので、断熱シートetc..を貼って熱の影響を防ぐ方法が考えられる
DAYTONA(デイトナ) 断熱グラスウール シートタイプ 300mm×400mm×0.4t 96243
- 出版社/メーカー: デイトナ(Daytona)
- メディア: Automotive
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アクチュエーターカバーの取り付け
報告事例(後期型)でも触れたけど、'12年式のアクチュエーターにはゴム製のカバーがつけられている
何かしらの意味や役割があってつけられたものだと思うので、対策になるんじゃないかな?と思う
ゴム製カバー単品で購入可能で、おそらく’12年式以前のアクチュエーターにも対応していそうなので、取り付けてみるのもいいかも
DAYTONA 675 From VIN: 381275 to VIN: 564947
- Ref.20 Part No: PFKL2061614 ACTUATOR BOOT