デイトナ675のステーターコイルカプラの交換
エンジンがかからなくなりステーターコイル/クランク角センサーを交換したのが前回
交換の時にステーターコイルケーブルを接続するカプラの交換もしたので、カプラ交換作業について書いておく
対象
ステーターコイルから出ているケーブルは、コイル側からの伸びている3本1組のケーブルと、クランク角センサーから伸びている2本1組のケーブルがある。
ここでは3本1組のコイルのケーブルのカプラを対象とする
準備
パーツ類
カプラ
エーモンの3極カプラを使用
カプラのオス・メス1組と端子オス・メス3組分が入っている
今回はオスのカプラと端子があればOK
接点保護グリス
カプラに塗布するグリス
Permatex(パーマテックス) 接点(保護)グリス 9g 40617 メンテナンス
- 発売日: 2015/01/27
- メディア: Automotive
このグリスは@ap_yama_tri
さんにおすすめいただいたものです
パーマテックスの接点グリスが良いと思います!
— モッチー@ daytona675・husqvarna 701SM (@ap_yama_tri) July 31, 2019
ただ、ECUなど5V系の弱電部に使うと接触不良を誘発するって情報があります
ちなみに自分の車体はしてませんが…
工具類
電工ペンチ
端子をかしめるために使用
ラジオペンチ
端子をカプラに取り付けるときに使用。なくても大丈夫かもしれない
KTC(ケーテーシー) ラジオペンチ (スリムタイプ) 175mm PSL175N
- メディア: Tools & Hardware
ニッパー
カプラ焼けして変形してしまったカプラを切断するために使用。変形していなければなくてもOK
作業
カプラの剥離
溶けて癒着してしまったカプラを剥離する
膨張した部分を削り落とし、隙間にナイフを差し込みカプラを分離
端子の取り出し
ケーブル端子もカプラに癒着してしまっているので、カプラをニッパーで切断して分離
ケーブルの皮膜もボロボロになっている
端子の取り付け
古い端子を取り外し、ケーブルに新しい端子を取り付ける
電工ペンチを使ってかしめる
ケーブルの皮膜が破れている箇所は、とりあえず手持ちの絶縁テープを巻いておいた
カプラ焼けするくらいなので、耐熱性はあったほうがよさそう
カプラに端子を差し込む
端子をカプラに差し込んで固定
上手く刺さらなかったので、端子先端をラジオペンチで引っ張り出した
カプラの接続
オスカプラのまわりに接点グリスを塗布して、カプラを接続する
ケーブルを接続したら完了
カプラが変形した程度ならまだマシなほうで、配線のショートから車両火災なんかも起こりうるので、定期的なチェックと清掃がおすすめ
問題は小さいうちに潰すのに限る