modal_soulの記録

バイクおじさんの日常とメンテナンス、そしてその記録

バイクおじさんの日常とメンテナンス

デイトナ675の配線を修理した

f:id:modal_soul:20220319141340j:plain

前回、エンジンが停止する不具合に遭遇した訳ですが、

modalsoul.hatenablog.jp

今回はその恒久対処として行った配線の修理について書きます

準備するもの

パーツ

3極カプラー

ステーターコイルの配線に使用

防水コネクタ 3極

燃料ポンプの配線に使用

圧着接続端子

断線したメインハーネスの補修に使用

配線コード2.00sq

断線したメインハーネスの補修に使用

防水収縮チューブ

断線したメインハーネスの補修に使用

ハーネステープ

アセテートテープ

サンドペーパー

既存の配線の表面のサビを取るのに使用

工具

※ カウルetc..の着脱に使う工具は割愛

電工ペンチ

ヒートガン

防水収縮チューブに使用

ニッパー

溶けたカプラや配線カバーを除去するのに使用

エアダスター

埃や配線の被覆カス、サビ、緑青(銅線のサビ)が多くでるので、吹き飛ばすのに使う。息を吹きかけるよりも簡単かつ威力があって、ノズルで細かく制御できて便利

前準備

延長用配線

ステーターコイルと接続しているメインハーネスが断線してボロボロになってしまったので、繋いで延長するための配線を用意しておく。

2.00seqの配線コードを3本切り出し、一方を3極カプラの端子を取り付け、もう一方を圧着接続端子を取り付けておく。

作業

前作業

燃料タンクの取り外し

modalsoul.hatenablog.jp

バッテリー取り外し

バッテリーは取り外さなくても作業できるが、取ってしまったほうが作業しやすかったので外した

補修

ステーターコイル

カプラがオス・メスともに溶けて配線もダメージ大なので、カプラは交換、配線は被覆が焦げて変質した部分を除去

ステーターコイル側

メインハーネス側

配線の被覆が溶けて硬化・劣化していたので、ニッパーで被覆を除去しておく。細かいカスが多いのでダスターで除去

補修した配線の根本のところはアセテートテープを巻いておいた

燃料ポンプ

燃料ポンプにつながっている配線のカプラが、ステーターコイルのカプラ近くにあったためとばっちりをくった、らしい

燃料ポンプ側

メインハーネス側

メインハーネス

燃料ポンプのカプラと同じく影響を受けていた箇所を補修。やらなくても動作上問題はないだろうけど

保護スリーブ

ハーネステープ

動作確認

エンジン始動

電圧チェック

ジェネレーターで作られた電力がレギュレータでDC12Vに変換された後、バッテリーに給電されることを確認する。

ポイントとしては、エンジン始動後に電圧が上昇すること

実際は回転数を5000rpmくらいまで上げて電圧の推移を見ないと、レギュレーター故障の可能性は否定できないんですが、ステーターコイルの断線とレギュレータの故障が同時に起きるってことはないだろうと思い、これでOKにしました

予防措置

今回と同じ故障は今後も発生する可能性があるので、予防するために何をするべきかを考えてみた

配線のチェック

熱によるカプラの変形や配線の被覆の変色などは目視で確認可能なので、たまにタンクを持ち上げてチェックしようと思う。

頻度としては、乗車毎よりは少なく、車検毎よりは多いくらい、だいたい2~3ヶ月ペースでやってみようと思う。

電圧のチェック

今回の不具合は、運転中に電圧を確認していれば、もっと早く気づけたと思う。

気づけたとして、出先でタンク下の配線を修理するのは難しいけど、任意保険のロードサービスの対応圏内であれば、無理やり応急処置して自走するリスクを取る必要もなかったと反省している。タンク下の配線がショートして火災の可能性もあったので

電圧の推移はジェネレーターやレギュレータの状態を推し量る材料にもなるので、バッテリー電圧を監視するツールを導入するのもいいかもしれない

おわりに

配線修理だけじゃなく、タンク下スペースを清掃した。今後の定期チェックのためにも、きれいな状態を保っておく必要あるし、やはりメンテの基本は清掃ですね