modal_soulの記録

バイクおじさんの日常とメンテナンス、そしてその記録

バイクおじさんの日常とメンテナンス

火の粉で開いたテントの穴を塞いだ

前回のふもとっぱらキャンプでのこと

modalsoul.hatenablog.jp

ちょっとした不注意で、焚き火の火の粉がテントに当たって、フライシートに穴が空いてしまった

穴といっても数mm程度

これなら雨が降ったとしてひどい雨漏りをすることもなさそうだし、フライシートなので虫が入って困ることもなさそう

だけど、ちょっと気になるし、暇なので直します

準備

テント用リペアシート

Amazonで検索しただけでもいろいろなリペアパーツがヒットした

これはogawaのリペアクロス

シールタイプなので、接着剤やアイロンでの接着も不要

これはアウトドア用品のリペアパッチ

ビニール系のアウトドア用品全般に使えるらしく、これも貼るだけ

さらに伸縮性もあるリペアパッチも

GEAR AID(ギア エイド) アウトドア 補修剤 フレックスパッチ 13008

GEAR AID(ギア エイド) アウトドア 補修剤 フレックスパッチ 13008

各メーカーからもいろいろな種類が出されている

ダクトテープ

穴が塞げて水を通さなければいいなら、ダクトテープでもいいのでは?

と思ったら、実際テープで補修して使っている人もいるようです

幅48mm × 9mで¥401という安さ

3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09

3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09

透明タイプもある

3M スコッチ超強力多用途補修テープ透明タイプDUCT-TP18

3M スコッチ超強力多用途補修テープ透明タイプDUCT-TP18

ダクトテープならテントの補修以外にも使えるので、無駄にならない

シームテープ

と、いろいろ考えてたんですが、結局レインカバーの補修をしたときのシームテープの残りを使い回すことにした

modalsoul.hatenablog.jp

作業

裏側

まずは裏側から作業

汚れを拭く

穴の周りを拭いて汚れを落とす

テープの裁断

おおよそのサイズの検討をつけてシームテープを切り取る

角があると、引っかかって剥がれる原因になるので、丸く切り落とす

裏側は目につかないので、穴よりもだいぶ大きめにカット

接着

穴の位置に合わせたら

あて布を載せて、アイロンで接着

表側からみるとこんな感じ

表側

表側もシームテープで塞ぐ

裏側と同じく汚れを落とし、シームテープを裁断。表側は裏側よりも目立たないよう小さめにカット

アイロンで接着

少し引きで見るとこんな具合


シームテープなら耐水性も十分あるし、両面接着したので、そう簡単には取れないはず

タナックス Wデッキシートバッグのレインカバーのシームテープを貼り替えた

遠出するときはいつもタナックスのWデッキシートバッグを使っていて、

タナックス(TANAX) Wデッキシートバッグ モトフィズ(MOTOFIZZ) ブラック MFK-139(可変容量18-28?)

タナックス(TANAX) Wデッキシートバッグ モトフィズ(MOTOFIZZ) ブラック MFK-139(可変容量18-28?)

これはバイクを降りてしまった同僚に譲ってもらい、デイトナに乗り出してからずっと使っている思い入れのある一品

雨のときはレインカバーを被せるんですが、

カバー内側のシームテープが経年劣化で剥がれてきてしまった

梅雨入もしたし、これから本格的な雨の季節なので、補修する

準備

シームテープ

シームテープは生地の縫い目を防水するためのもので、シームレステープとも呼ばれていたりする

どれが正式な名称なのかは知らないので、便宜上シームテープと呼ぶことにします

今回使ったのはこれ

他にも、アウトドアブランドのものや

3レイヤータイプのものなど

いろいろあるので、用途にあったものを選ぶといいと思います

道具

アイロン

シームテープの貼り付けに使う

レインカバーやシームテープが溶けないよう温度調整が効くものがオススメです

あて布

シームテープとアイロンの間に挟む布

今回は雑誌(アウトライダー)の付録のバンダナを使った

Out Rider(アウトライダー) 2018年 10 月号 [雑誌]

Out Rider(アウトライダー) 2018年 10 月号 [雑誌]

アイロン台

普通のアイロン台

シームテープの貼付け面が曲面だったりするときは、平らな台よりバスタオルなどを当ててアイロン掛けしたほうが作業がしやすいかも

作業

シームテープの確認

とてもシンプルな包装でやってきたシームテープ

注意書き

裏表どっちが正解かわからなかった。。

カンでやってみたら見事に外したので、注意書き通り小さく切って試すのがオススメです

古いシームテープを剥がす

レインカバー外周のシームテープはほとんど剥がれていたので、まるっと剥がしてしまう

剥がし残しのないように注意

アイロンの温度合わせ

注意書きには中温とありましたが、わたしはアイロンの温度設定「化2」(化繊2)に設定しました(それが何℃なのかは知らない。。

アイロンの温度が高すぎるとレインカバーが溶けて穴があいてしまい、レインをカバーできなくなってしまうので、最初は低めの温度設定が無難です

低すぎても害はないですからね、慎重にいきましょう

貼り付け

縫い目の位置にシームテープをあわせて置き

あて布をかぶせて

アイロンをかけると、接着された

こんな感じでガンガンアイロン掛けしていく

1周終了。切れ目は少し重なるようにした

貼り直し

ここまですんなり貼り付けできたので、「もしかして古いシームテープもアイロンで貼り直したら使えるのでは?」と思ったので、

試してみたら、案外ちゃんとくっついた

という訳で、外周部以外は古いシームテープをアイロンで貼り直し、完成

古いシームテープもちゃんと貼り付けできていそうだけど、どのくらいもつのかは未知数

シームテープもたっぷり残ってるので、様子見してダメっぽそうだったら、再度貼り替えですね

アイロンが使えれば、結構簡単に補修できてしまうので、これからの季節に向けてレインカバーのシームをチェックしてみるといいかも

デイトナ675のスクリーンを磨いた

デイトナのスクリーンは純正のクリアタイプを使ってるんですが、

最近スクリーンがくすんできたような気がしたので、磨いてみた

Before

磨く前がこちら

細かい傷あって、反射光が散乱してる感じがする

磨く

ヘッドライトクリア

今回使ったのがこれ

ウィルソン(WILLSON) ヘッドライトクリアmini 02077

ウィルソン(WILLSON) ヘッドライトクリアmini 02077

透明なヘッドライトを磨く用のものであれば、透明なスクリーンを磨くにもいいだろうという考え

付属の布を当て木のスポンジに巻き付け、ひたすら磨く。。。

After

磨き終わったものがこちら

全体的に透明感は増したきがする

散乱も弱まったように見えるし、小傷も見えづらくなった

細かいところだけど、自分だけにわかる細部のこだわりもセルフメンテナンスの醍醐味ですからね!

次はもっと気合い入れてゴシゴシ磨くぞ

荷造りビニール紐でスポーク磨きをした

最近twitter「ビニール紐でスポークを磨くと綺麗になる」というのを見かけた

果たして本当にスポークが綺麗に磨けるのか?

その謎をあきらかにすべく我々はアマゾン奥地へ向かった

準備

ビニール紐

今回の主役がこれ

100均で買ったものがあったのでそれを使いました

Amazonでも売られてる普通のやつです

コクヨ PP紐 400m 玉巻き 白 ホヒ-11W

コクヨ PP紐 400m 玉巻き 白 ホヒ-11W

ピカール

研磨剤にはピカールケアーを使用

ピカールケアー 150G

ピカールケアー 150G

液体金属磨きで有名なピカールのクリーム版

ピカール液 液状金属みがき 180g

ピカール液 液状金属みがき 180g

どちらでもいいと思いますが、今回は液だれしないようクリームを使いました

作業

紐をカット

ビニール紐を適当な長さに切りとる

やや長めのほうが作業しやすそう

磨く

ビニール紐スポークに1周巻き付け、研磨剤を付ける

巻き方はこんな感じ

この状態から、紐の両端をそれぞれ右手・左手で持ち、交互に引っ張る

原始の火起こしみたいな感じ

あっという間に紐に汚れが

これ紐同士が接触した状態で引っ張ると、摩擦でビニール紐が切れてしまうので注意が必要です

あと、摩擦でかなり発熱するので注意!

結果

Before

After

元の状態がだいぶひどいのでやや言いづらいですが、綺麗になったと言っていいでしょう!

感想

布やペーパー類を使って磨くのと比べると、紐を交互に引っ張るだけなので楽でした

ただ、2~3往復で劇的に綺麗になる、ってわけではなくあくまで地道にゴシゴシ磨く必要があります

↑のスポーク1本をあのくらい磨くのに、1.5~2mほど紐を使ったので、

今回と同じやり方でタイヤ1本分のスポークを磨こうとすると、結構な長さの紐が必要になりそう

研磨剤もピカールだけだったので、錆汚れに効く酸性系のケミカルで錆落とししてから、仕上げにピカールを使えばもっと楽に磨けたかも

KURE ラストリムーバー #1028 420ML

KURE ラストリムーバー #1028 420ML

カンペハピオ 復活洗浄剤 ステンレス用 300ML

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KLX250の外装をラッピングシートでカーボン調にした

KLX250の黒地の外装をマットな質感になるようウレタンクリアで塗装していたんだけど、

度重なるサイドバッグの積載で、傷がついてしまった

ウレタンクリアの層を削り落として、再塗装しようかと思ったけど、傷も深いのでラッピングシート貼って覆い隠すことにした

準備

ラッピングシート

今回使ったラッピングシートはこれ

外装の傷がついていない部分は、シートを貼らずにウレタンクリアのままにするので、なるだけツヤのないものを選んだ

接着面に空気抜きの溝があったり、ドライヤーの熱でかなり柔軟に伸びたので、いいチョイスでした

シリコンオフ

接着面の脱脂に使うシリコンオフ

メンテ作業の定番ですね

道具

ドライヤー

ラッピングシートを熱して伸ばすのに使用

デザインナイフ

シートを曲面に合わせてカットするので、デザインナイフを用意した

これはプラモ用に買ったタミヤモデラーズナイフ

よく切れるし使い心地も抜群

作業

外装の洗浄

外装の接着面を中性洗剤で洗う

水を拭き取ったら、シリコンオフを拭いて脱脂し、乾燥

シートのカット

外装の接着面に合わせてラッピングシートを切り取る

ケチらず少し大きめに用意したほうが作業が楽になります

貼り付け

接着面の形状に合うよう、適宜ドライヤーでシートを熱し、引き伸ばしながら貼り付ける

1度で貼り付けるというより、何度も伸ばしつつ貼り付けるものと割り切ったほうがいいですね

あと最初からピッタリ貼り付けるよりも、接着面に対して少しはみ出し気味に貼っていったほうがいいです

余分なシートを最後に切り取ったほうが端がキレイに仕上がる

空気抜き

気泡を押し出し、シートの浮きをなくす

取れない気泡がある場合、デザインナイフを気泡の上に刺し、小さい穴を開け空気を抜く

切り出し

全体を貼り終わったら、接着面からはみ出た部分を切り取る

カウルにネジ穴などがある場合、ナイフで十字に切れ込みを入れ、熱して広げ貼り付けるとキレイに処理できる

完成

そしてこれが完成品

下が1回目に貼ったもの、上が2回目に貼ったもの

この写真だと分かりづらいけど、1回目は端の処理がちょっと雑


はじめてのラッピングシートにしてはまずまずの出来なんじゃないでしょうか?

温めればよく伸びるし、粘着力も強く、貼り直しが効くので、塗装よりも安心して作業できていいですね

1回やるとコツがわかってくるので、シートは少し余分に用意して、1回目は練習くらいの気持ちでやるといいと思います

KLX250のヘルメットホルダーを修理した

KLX250には、車両キーで開閉できるヘルメットホルダーがついているんですが、しばらく前から閉まらなくなってしまった

幸運なことに、いまのところヘルメットの盗難にあってはいないんですが、不便だしあったほうが安心なので、直してみた

準備

パーツクリーナー

噴射口につける細いノズル必須

グリス

今回はホイールベアリング用に買っていたゾイルを使用

ヘルメットホルダーのパーツはすべて金属のようなので、ゴムや樹脂への攻撃性は心配しなくてよいので、耐水性があって安価なシャシーグリスで問題なさそう

ちなにに、シリコングリスは金属対金属の潤滑には向かないようです

作業

取り外し

ヘルメットホルダーを取り外す

本体表側、ヘルメットを通すフックの真下のネジで固定されている

分解

本体裏側のネジを外し、プレートを外す

中身はこんな感じ

↑の渦巻きばねがかかっているプレートがフック先端のくぼみに引っかかって固定される仕組み

このバネとプレートを引き抜いて取り外す

洗浄

バラしたパーツを水洗い

各部に塵や埃、泥が付着しているので、ブラシで磨き落とす

キーシリンダーの洗浄

鍵を指して回す部分:シリンダーには、細いノズルを差し込みパーツクリーナーを吹き付け汚れを落とす

表側からもノズルを差し込み洗浄

乾燥・グリスアップ

洗浄したパーツを拭いて、乾燥させる

可動部や回転・摩擦が発生する箇所にグリスを塗る

組み付け

分解したパーツを元通りに組む

この状態で鍵を挿して施錠・解錠が正常に動作することを確認

問題なければ裏側のプレートをネジ止めして完成

取り付け・その後

もとの場所にネジ止め

いまのところ、ヘルメットホルダーはなめらかに動いている

ACERBIS ロッキングガソリンタンクキャップを分解・洗浄した

KLX250はたまにアイドリングが下がってエンストしたり、エンジン始動時にグズったりすることがあって、まぁまぁ悩みのタネだった。

先日、ツーリング中にエンジン始動でグズる現象が起きて、もしや?と思いガソリンタンクのキャップを一旦外し、キャップを締め直してからエンジン始動したら、すんなり始動した。

つまり、エンストやエンジン始動が不安定になっていた原因はブリーザーがうまく機能していなかったから、だったのでした

解説

ガソリンタンクは、文字通りガソリンが入っている訳ですが、エンジンが燃焼させる分タンクからガソリンは出ていきます

そこでガソリンが減った分、タンクに空気を補充する。それがブリーザーの役割

このブリーザーがうまく機能しないと、ガソリンタンクの中の気圧が外気圧より低くなってしまい、ガソリンタンクから燃料を送り出すことができなくなる

つまり、このブリーザーが機能するようにしてやれば万事解決という想定

ガソリンタンクキャップ

KLXのガソリンタンクは社外のビッグタンクに換装していて、タンクキャップはこのACERBIS アチェルビス ロッキングガソリンタンクキャップを使っている

こいつは内圧調整バルブ付きなので、このキャップに詰まりがあると思われる

作業

キャップの取り外し

車体からガソリンタンクキャップを取り外す

外している間、ガソリンタンクが開きっぱなしになるので、タンクの口にビニール袋をかぶせ、太い輪ゴムで塞いでおいた

一般のスーパーなどでもらえるビニール袋はポリエチレン製なので、ガソリンでは溶けない

といっても、あくまで一時しのぎ。この状態でエンジンを始動は御法度

速やかに作業を進める

キャップの分解

キャップを分解する

右の黒いラバーを外すと、緑のパーツも外せて、特に工具も使わず手でバラせた

洗浄

緑のパーツにバルブが内蔵されていて、そこで圧力を調整しているらしい

黒いパーツ中央にも穴があいて、おそらくここが鍵穴と通じていて、吸気していると思われる

各パーツに、パーツクリーナーを吹きかけつつ、ナイロンブラシでしゃかしゃか磨いてやる

鍵穴からもパーツクリーナーのノズルを差し込み、パーツクリーナーを吹き付け、導通を確認

組み立て

パーツが乾いたら、組み立てる

パーツ3つをあわせるだけなので、ものの数秒で完了

取り付け

タンクに取り付けて、念の為きちんとロックが働いているか確認

効果

今のところ、分解・洗浄してからエンストやエンジン始動でグズったりといった現象は確認できていない

といっても、まだ数kmしか走っていないので、効果があったのか?は未確定

ただ、エンジン始動は安定している

給油してガソリンタンクが満タンの状態にしたので、ここから200kmほど走ってみてどうなるか?経過観察してみようと思う