デイトナ675のレギュレーターをMOSFET式に交換した
デイトナ675のレギュレーターを純正から国産メーカー純正パーツのMOSFET式レギュレーターに交換した
レギュレーターの違いについて
サイリスタ式のレギュレーターは、
- レギュレーター自身の発熱が多め(=パンクしやすい)
- 変換効率が低い(=供給量できる電力が少なめ)
- (レギュレーター自身が電気を熱にして逃がすので)コイルや配線への負荷が低い
- 比較的安価
といった特徴があり
MOSFET式は、
- 変換効率が高い(=より多くの電力を供給できる)
- レギュレーター自身の発熱が少ない(=パンクしづらい)
- コイルや配線への負荷が高い(=コイル焼けを起こしやすい)
- 高価
といった特徴があります
選択するポイント
サイリスタ式とMOSFET式、どちらがいいかは一概には言えませんが
- 高回転域をよく使う(サーキット走行など)
- 電力を消費するアクセサリが少ない
=> サイリスタ式
- 高回転域を余り使わない(公道ツーリング)
- アクセサリ類を多く使う(USB電源、ドライブレコーダー、電熱ウェアetc..)
=> MOSFET式
といった感じでしょうか
最近のデイトナはエンジンの始動が不調で、十分な電力がバッテリーに供給されていないようなので、発電効率を上げるために(コイルや配線への負荷のリスクを許容し)MOSFET化を選びました。
MOSFETレギュレーター
今回はSUZUKIの純正パーツのレギュレーターを使用
取り付け実績のある型番をTwitterのフォロワーさんに教えてもらい、同じ型番のものをモノタロウで注文、¥14,520でした
届いたレギュレーターにはコネクタの付属は無かった
レギュレーターのコネクタは3極と2極、対してデイトナ側のコネクタは3極と4極なので、4極を2極へ変換する必要がある。
準備
カプラ
コード
大きな電力にも対応できるよう2.00sqを使用
端子
4極のコードをまとめて2極へ変換する
配線保護スリーブ
配線を振動による摩擦などから保護するためにスリーブを使用
エーモン 配線保護スリーブ (耐熱・耐薬品・耐磨耗素材PET採用) 適合線径φ3.2-9.5 2952
- メディア: Automotive
編組構造なので熱を逃がしやすい
配線
レギュレーター側の2極カプラから伸ばしたコードをそれぞれ分岐して4極カプラに接続
固定
純正のレギュレーターよりも小型なので、固定プレートの穴位置が合わない
ドリルでプレートに穴を追加して固定
取り付け
通常通り、プレートを固定し、コネクタを接続して完了
レギュレーター交換後、問題なく動作が確認できた